あの日のことは今でもよく覚えています。
何冊かの本を読み、「よし、インデックス投資をやろう!」と決意し、1000万円分購入した日のことです。
6000万円という大金を口座に眠らせていた
将来のために残しておいたお金。
精神的な安心材料ではありましたが、一方でこのまま貯金しておくままで良いのかなと思い始めていました。
その頃、世間ではNISAやiDeCoなどの将来に向けた資産運用の話題が増えてきていて、「少しずつでも運用して増やせるなら増やした方が良いよな…」と思っていました。
ですが、臆病な性格なので「またグロソブや、FX代行詐欺の時みたいに大損したら嫌だな…」という不安もありました。
そして、仕事が忙しいことを言い訳にして、学ぼうともせず、何から始めたら良いかわからないまま時間だけが過ぎていました。
コロナ禍で自分と向き合う時間ができた
そんな中、2020年にコロナウイルスが大流行し、仕事にも大きな影響が出ました。
客先の休業や大幅な生産数減の影響で、生産調整休業やテレワークが増え、それまで当たり前だった忙しさが急になくなりました。
自分と向き合う時間ができたことで、自然と「この先どうやって生きていくか」を考えるようになりました。
貯金したままのお金のこと。家族の将来のこと。老後のこと。
そして、「自分はこのまま今の仕事のことだけ考えて生きていくのだろうか…?もっと色々な知識を身につけて、将来の選択肢を広げることも必要なんじゃないか?」
という思いが強くなっていきました。
そこで、将来の為にもお金について学ぼうと決意し、資産運用の学習をスタートさせました。
インデックス投資との出会い
1冊目は資産運用の入門書から読み始めました。
株式・債券・投資信託・不動産・FX・暗号資産など、まずは広く浅く学んでいきました。
最初は専門用語の多さに戸惑いましたが、読み進めるうちにだんだん全体像が見えてきました。
読み終えると、もう1冊、またもう1冊と、自然と手に取っていました。
その中でも一番しっくりきたのは、「インデックス投資は、世界経済が成長し続けることに賭ける投資」という考え方でした。
- 個別の会社を選ぶ必要がない
- よほどのことがない限りゼロになることはない
- 長く持ち続けることが大事
これなら臆病な私でもできるかもしれないと思いました。
4冊目の本を読み終えた夜、「よし、インデックス投資をはじめてみよう!」と決意しました。
口座開設と1000万円の分散投資
翌日、SBI証券のサイトで口座開設の手続きをしました。
その後、銀行にて1000万円を証券口座へ移しました。
金融資産の1割ほどでしたし、学んできた中で「ゼロになることはないだろう」と感じたので、まずは試しに運用してみて経過を見てみようという思いでした。
ただ、もちろん元本割れするリスクはあるので、正直不安な気持ちはありました。
それでも踏み切れたのは「これ以上眠らせていても何も変わらないよな」という気持ちが上回ったからだと思います。
それと、長期的な視点で過去30年以上を振り返ってみると、世界経済はずっと成長してきているという事実も後押ししました。
そして日本株・先進国株・新興国株の3銘柄のインデックス型投資信託に分けて投資しました。
銘柄をどう選んだかという話は別の記事で書きますが、「分散してリスクを軽減する」という考え方が当時自分の性格には合っていると感じました。
「守りながら攻める」資産防衛
それから約5年が経ちました。
その時に購入した3銘柄は、いずれも2倍以上になっています。
この先どう推移していくはわかりませんが、「あの日決意して本当に良かった」と、心から思っています。
一方で後悔もあります。
その後、コロナが明けて、仕事がまた忙しくなり、2024年まで追加投資をほとんどしませんでした。
今考えると、もっとこまめにチェックして、定期的に追加投資をやっておけばよかったと思っています。
「はじめること」に勇気が要ったように、「続けること」にも意識が必要だったと、気づかされました。
相続したお金を「使わないように」と守ることだけを考えていましたが、本当は適切に運用していくことも守ることの一部だったのだと今は考えています。
※このブログは筆者個人の体験・見解をもとにした記録です。
特定の投資商品・手法を推奨・勧誘するものではありません。
投資判断はご自身の責任において行ってください。

